お祝いの言葉
開校70周年おめでとうございます
開校70周年おめでとうございます。
今年は新型コロナウィルス流行のため、70周年記念の式典やイベント等が中止となってしまいました。
この中止も時が過ぎれば、いくら悪い出来事であっても「あの時みんなたいへんだったなあ!」と心に残ることでしょう。
今は苦しい時でもきっと良い時が来ると私は信じています。
私は在職中、子ども達にはいつも「笑顔」でいることを願っていました。
浅香山の子ども達は人なつっこっく、顔を合わせるといつも明るくにこにこと可愛い笑顔をみせてくれていました。そんな笑顔を見ると本当にうれしかったことを今でも思い出します。
今も、在校している子ども達、卒業して巣立っていった子ども達、また、これから入学してくる子ども達が、いつも「笑顔」で居てくれることを願っています。
浅香山小学校に赴任した時、今まで勤務してきた学校では無いような組織「浅香山会」というのがありました。当初、私はこれがどんな組織なのか分かりませんでした、聞いてみると、メンバーはPTAの現・元役員・会員、地域の方々等が参加しておられました。
活動内容は入学式や卒業式、運動会等、行事の時には裏方に徹して活動して下さっていました。特に運動会では、「保護者が自分のお子様の様子が見やすいように」と、早朝から自転車や保護者の整理などをして下さっていました。こんな素晴らしい組織があるのだと知りびっくりしました。
私は、こんな素晴らしい会は子ども達の為の応援団としていつまでも残っていて欲しいと願っています。
また、子ども達には、いつも笑顔で居られるのは「自分は一人ではなく、いつも周りには見守ってくれている人達がいる」ということを忘れないで欲しい。
そしてその人達に「ありがとう!」という感謝の気持ちをいつまでも持ち続けて欲しいと願っています。
これからも皆が、いつも、明るく、健康で「笑顔」の絶えない幸せな生活を送ってほしいと願いつつ、浅香山がこれからもますます発展されることを祈っています。
第12代校長(平成16年4月1日〜平成20年3月31日) 野口 博司